Invitaion
to
South-West
England


Devon and Cornwall
   デヴォン(Devon)
魅惑のイギリス南西部

A・クリスティが愛して止まなかったデヴォン。多くのクリスティ作品の舞台となったデヴォンは、彼女が生きた時代と何ら変わることなく、まるでタイムスリップしたかのように、今もその当時をかいま見せてくれます。
また、デヴォンの隣りコンウォールには、アーサー王伝説の生きる古城や、芸術家の街、かつては密貿易が行われた漁村など、神秘的な場所が沢山あります。
日本にはまだ馴染みが薄いこの2つの地方には、楽しい発見が山盛りです。
  「ミステリーの女王」アガサ・クリスティの町
イングリッシュ・リヴィエラと言われるトーキーは、南デヴォンに位置し、 イギリスをはじめフランスやロシアなど、ヨーロッパ各国のロイヤル・ファミリーの避寒地として栄えました。ミステリーの女王アガサ・クリスティの作品の多くが上流階級を舞台にしているのも、このようなトーキーの時代背景と彼女自身が生まれ育った裕福な家庭に関係しています。

民間伝承の宝庫、ダートムーア
南デヴォンに広がるダートムーアは約520平方キロもある自然保護地帯です。ケルト文化を色濃く残すこの地方には、妖精伝説、巨人伝説、黒犬獣伝説、人魚伝説など、多くの民間伝承が残されていますが、ムーアの一種神秘的な雰囲気もこれらの伝説を生む要因となったのでしょう。

ミス・マープルの村
ダートムーアの丘陵のうねりを幾つか越えると小さな村がひょっこりと現れて来ます。ウィディコム・イン・ザ・ムーアは、クリスティが生み出した好奇心旺盛で詮索好きのおばあさんミス・マープルが住む「セント・メアリ・ミード」のロケ地として使われた村です。

車を降りてスコーンを
デヴォンの街道沿いには「Cream Tea」と書かれた看板をあちこちで目にします。紅茶、ストロベリージャムとクロテッド・クリームをのせたスコーンのセットのことです。

   コンウォール(Cornwall)
  アーサー王伝説の城
ティンタジェルはアーサー王伝説の残っている町の1つです。突き出した半島は本土とかろうじてつながる島のように見え、その上にはほとんど廃墟と化したティンタジェル・キャッスルが見えます。海から吹き上げる強風を受けながら、切り立った険しい断崖をつたって階段を降りて行くと・・・。

海賊と密貿易の港
ティンタジェルボスキャッスルは、かつて密貿易が盛んに行われていました。フィヨルドのように複雑に入り組んだ入江や洞窟が格好の密輸場所だったのです。ペンザンスはコンウォール地方3大漁港の1つですが、 現在は漁港の面影は薄れています。

芸術家の町セント・アイヴィス
温暖な気候、白亜の町並みはまるでギリシャにある島のようなセント・アイヴィス。そんな南国の光に惹かれてか、小さな漁村はいつしか芸術家の集まる町に・・・

Land's End -- 地の果てへ
ペンザンスとマライゾンを結ぶ海岸線に沿って車を走らせていると、霞がかった岩山が見えて来ます。イギリス版モン・サン・ミッシェルのセント・マイケルズ・マウントです。
ミナック・シアターはポースカーノ湾を見下ろすがけの上にあります。一人の女性が約60年をかけて、手作業で作り上げたギリシャ風の野外劇場です。
ランズ・エンド岬は文字通りイギリス(ブリテン島)の西の果て。大西洋から吹き荒れる強い風と、断崖に打ち付けられる波しぶきはまさに地の果てです。

   Edited by
  URAXIMA

Copyright (C) Written and Photos by Shimako Ohdate