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Invitaion to South-West England |
民間伝承が宿る ダートムーア(Dartmoor) 1917年、クリスティは母親の薦めでダートムーアにあるムーアランドホテルに2週間缶詰になり、彼女の処女作となる「スタイルズ荘の怪事件」を書き上げます。クリスティを一躍にして有名にしたこの作品は、初め各出版会社から断られ、正式に出版されるまで約4年の歳月を経ています。ムーア(moor)とは草木らしいものは殆ど茂らず、ごつごつした岩肌が大地からむき出しになった荒涼たる野のことで、イギリスにはムーアと呼ばれる荒野が幾つかあり、イギリス文学でも数多く登場する舞台です。 8月、9月に紫色のヘザー(ヒース)や黄色いゴース(ハリエニシダ)があたり一面カーペットを敷き詰めたかのように茂る景観は大変美しいものです。クリスティは「ビック4」、「白昼の悪魔」、「シタフォードの秘密」の中でダートムーアを描いています。コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ・シリーズの一つ「バスカヴィル家の犬」の舞台はダートムーアの沼地帯とハウンド・トー(Hound Tor)、Ε・ブロンテの「嵐が丘」の舞台はイングランド北部に広がるハワース・ムーア(Haworth Moor)です。 |
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